みなさん敬語を正しく使えますか?
日本人の知らない日本語、と言うと難しそうに聞こえますが、この漫画はカンタンでオモシロイ。外国の人に日本語を教える日本語学校の先生の日常をコミカルに漫画化したものです。
日本語学校の教師なぎこ先生は今日も生徒たちのマニアックな質問と闘っていた。
「ラーメンについてくるおたまの小さいのは何ですか。」
「先生!スプーンの日本名は?」
「パンティストッキングはつながってますが一足ですか。」
「じゃあ手ぶくろは?」
そしてヘンテコな生徒たち。なぎこ先生「自己紹介をお願いします。」
「おひかえなすって!!。ワタクシ、マリーと申します。」
任侠映画で日本語を学んだフランス人マダム。
「先生は忍者ですか?武士ですか?」
黒澤映画にあこがれて日本にきたスウェーデン人。
「私はジャックと思います。」
こんなレベルから始めたイギリス人のジャックさんは、
「先生、敬語についてご質問が。教えて頂けませんか、と教えてくださいませんか、の違いを教えて下さい。」「ではさしつかえなければ、と恐れ入りますが、の使い分けを教えて下さい。」と日本人より上手に敬語を使いこなしています。
なぎこ先生曰く「正直、習って覚える外国人より日本人の敬語の方がひどいことがある。」だそうです。例えば「おられますか?」はまちがい。「おっしゃられた。」は「おっしゃった。」でいいそうです。なので生徒のなかには「バイト先の日本人に尊敬語を教えて、と言われました。」ということもあるそうです。
この漫画を読めば敬語が覚えられるかもしれませんよ。
最後に日本人も知らない日本語をひとつ。目上の人を励ます言葉で「お疲れの出ませんように。」という言い回しがあるそうです。そんな言葉誰が使ってんだと思ってたら、「次おめもじ叶う日を楽しみにしております。先生もお疲れの出ませんように。」
ジャックさんが使ってたそうです。