今回は「バケモノの子」という本を紹介します。この本は同名のアニメ映画の原作の本です。この世界には、人間の世界と違うもう一つの世界があります。いわゆるバケモノの世界と呼ばれる場所で、人間の世界とは異なっている所もありながら、響き合っている所もある世界だそうです。ただ「文字」という存在は、人間世界でのみ発展し、バケモノの世界では、「生きておる智慧が、文字などと言う死物で書き留められるわけがない」と言う様なもので、人間の世界と違った物でした。

ある日、蓮と言う少年が家出をしました。それは9歳の夏でした。そして彼は不思議な路地へと続くビルの隙間から、バケモノの世界へと迷い込んだのでした。そして蓮はバケモノの世界に住む、熊のバケモノ「熊徹」と出会い、その後彼の弟子に成ったのでした。蓮は熊徹に名前を変えられ、九太と呼ばれる事になりました。九太と熊徹は本当に仲が悪く、すぐにいがみ合うのでした。

そして九太の武道の修業が、熊徹の下で始まるのでした。掃除、洗濯、炊事等の雑用から、熊徹との剣術の稽古と、強くなるための修業を行っていったのでした。そして九太は見る見るうちに強くなり、また熊徹のライバルの猪王山との決闘が、始まるのでした。さてこれからの九太の活躍は?こんな物語ですが、楽しく読めますので紹介致します。

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